夏のインターハイで準優勝した神奈川の強豪、日大藤沢







夏のインターハイで準優勝した神奈川の強豪、日大藤沢

更新日:2018年01月01日

 

全国優勝を目指すチームには、ピッチの外で自らと戦う、チームメイトとの強い絆があった。

 

3年生の柴田晋太郎

 

2年生のとき、神奈川県選抜に選ばれるほどの有望な選手。
しかし、その年の7月、異変が起こった。

 

”体が変な重みを感じるし、何か、よくわかんないけど、

 

  なんとなく、苦しいというか、痛みを感じたまま、

 

     治らないまま、2016年9月 韓国遠征を迎えて、

 

       試合中 相手と接触して、その時には何かもう、

 

          息が一瞬止まるような痛みが体中に走って・・・”

 

韓国遠征から帰国し、すぐさま病院へと向かった。

 

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そこでくだされた診断は・・・

 

「上腕骨肉腫」

(骨に出来る悪性腫瘍)

 

骨に出来る癌だった。

 

ピッチを離れることを余儀なくされた柴田。
がんに侵された骨を人工骨へと入れ替える手術を行った。

 

それでも、柴田は下を向かなかった。

 

”最初にまぁその主治医と、面談したときに、
「サッカー出来るのかって」聞いて、
主治医が「治したらサッカー出来るよ」って
言われたときから、もう、すぐ治して復帰しようと思った。”

 

希望となったのはサッカーへの愛。

 

支えとなったのはともにプレーをしてきた仲間との絆。

 

辛いリハビリを経て、練習へと復帰した柴田。

 

目標は仲間たちと選手権のピッチに立つこと。

 

そして、がん発覚からおよそ1年

 

待ちに待ったその瞬間。

 

ついにホームグランドの公式戦復帰。

 

人工骨を移植した影響で右腕はまだ上がらない。

 

それでも柴田の復帰戦の為に多くの仲間が駆けつけた。
                     なんと選手権出場を争うライバル
                              東海大相模のサッカー部の選手まで・・・

 

柴田の中で止まっていた時が、再び動き出した。

 

日藤のファンタジスタと呼ばれた男が帰ってきた。
  右腕が挙がらない為、相手のチャージに苦戦するも、
    持ち前のテクニックでカバー。
       1年ぶりのピッチで躍動する。

 

そして向かえた前半35分。

 

ファンタジスタの復活を印象付ける見事なゴール。

 

最高の形で自らの復帰戦に花を添えた。

 

試合後、スタンドの仲間のもとへ挨拶にいく柴田。

 

すると・・・

 

ーーーゆず栄光の架け橋でーーー
”いくつもの日々を超えて たどり着いた今がある
柴田晋太郎 ゴールを奪えばいい
日藤のファンタジスタ”

 

どんなに苦しいリハビリでも涙を見せなかった男が・・・

 

最後の選手権 チームに柴田が帰ってきた。

 

日大藤沢 キャプテン 安松元気

”彼は今のチームの原動力だし
病気を乗り越えてまで、選手権に出たいって強い気持ちが
逆に今、トップチームにいる選手たちの気持ちを奮い
たたせていると思いますし・・・”

 

そして始まった神奈川県大会

 

復帰戦から1ヶ月
コンディションが万全ではない柴田は登録メンバーから外れた。

 

そんな柴田や試合に出られないチームメイトの為に
奮闘した日藤イレブン。

 

快勝で初戦を突破。

 

続く準々決勝。

 

選手権まであと3勝。

 

この日もベンチメンバーから外れた柴田は全力で仲間を応援。
スコアレスで向かえた後半。まさかの失点。

 

柴田と共に選手権のピッチに立つ

 

全力で1点を取りにいく日藤イレブン。

 

しかし

 

「ピー、ピー、ピー」

 

湘南学院1-0日大藤沢

 

柴田の そして、日大藤沢の選手権への挑戦が終わった。

 

現実にうちひしがれる選手たち。

 

そんな選手たちに

 

日大藤沢 佐藤輝勝監督

 

「いろんな個人的なこと あるかもしれないけど
    チームのためにやってきたってことは なぁ

 

        これは称賛に値すると思う。

 

  仲間の為にといる姿勢がなぁ あったことだけは
       間違いないので それだけは言っとく なぁ

 

          これからの自分のサッカー または 人生の中でね
 ここまで踏ん張ってきたことをな 
       大事にしてもらいたいと」

 

選手権のピッチに立つことは出来なかった。

 

それでも仲間たちに支えられ、歩んできた道は決して忘れない。

 

”日大藤沢っていう高校に来て、サッカー部と生活できたのは
  本当に財産だし、まぁ僕自身の最大の夢は
僕が大人になって、サッカーをしているときに
  まぁ こうやって 病気を持った人とか
体が不自由で自分の思うようないかない人たちがいる中で
  僕が試合でプロで活躍することで
その人たちの励みになればいいかな
  まぁ それを叶えられるように
これからも頑張っていきたいと思います。”

 

 

 

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